アリとキリギリス(現代日本版)

日本例え話

どうもマルス@くすりしです。

唐突ですが、みなさんイソップ童話の【アリとキリギリスのお話】はご存じでしょうか?

働きもののアリさんが夏にせっせと食べ物を蓄えている間、キリギリスは歌ったり、バイオリンを弾いたりしていて、遊んでばかりいた。冬になると食べ物がなくなり、アリは蓄えで問題なく生活したが、キリギリスは凍えて飢えてしまうという物語です。

キリギリスの末路は複数あり、アリに助けてもらうパターンもあるようです。

この童話の伝えたいところは

今を楽しむためだけに遊んでばかりいると将来大変なことになるから、せっせと勤勉に働いて先に備えることが必要だよ

という、こんな感じのメッセージだとわたしは思っています。

しかし、今の日本は本当にそれで良いのでしょうか?

バブル崩壊以降は日本経済は落ち込み、デフレが継続し、給与所得も上がらずに、国民は貧困化していっております。

本当に勤勉に働くだけで良いのでしょうか?

そこで、今の日本の状況に合わせた『アリとキリギリス』のお話を作ってみたので読んでみてください。

アリとキリギリス(現代日本版)

とある地方にアリさんとキリギリスさんが住んでおりました。

アリさん

とにかく真面目な性格でとても勤勉に働いていました。休日も休まずに一生懸命仕事(食料集め)をしており、あまり遊んだりすることはありませんでした。

キリギリスさん

とても明るい性格をしており、仕事(食料集め)はしていましたが、アリさんほど長い時間働くことはありませんでした。仕事以外の時間は歌を歌ったり、バイオリンを弾いたりして余暇を楽しむ性格でした。

ある夏の日

 キリギリス
キリギリス

「♪~♬~」

キリギリスがバイオリンを弾いているとその横をアリが通りました。

 アリ
アリ

「キリギリスさん、バイオリンを弾いているんだね。君は楽しそうでいいね。今の夏の時期のうちに仕事をしなくていいのかい?暖かいうちにやっておかないと寒くなった時に困るんじゃないの?」

 キリギリス
キリギリス

「仕事は適度にやっているよ。1日にやる時間を決めているのさ。あんまり仕事ばかりしていても人生楽しくないじゃないか~。」

 アリ
アリ

「いや、そうかもしれないけど、備えは必要だろ?食料をため込んで【貯金】悪いことなんてないじゃないか!」

 キリギリス
キリギリス

「確かに備えることは必要だよね。僕もちゃんと備えているよ。  集めた食料を食べた分以外は畑をやっているバッタにあげてるんだよ【投資】。」

 アリ
アリ

「自分で取った食料をあげてるのかい?それに何の意味があるっていうんだい?」

 キリギリス
キリギリス

「その分、あとで食料をもらう約束をしているんだ【配当】。今バッタの食べ物を用意してあげる分、あとでもらうのさ。」

 アリ
アリ

心の声『人を働かせて遊んでいるなんて卑怯だな』

「やっぱり自分のことは自分で備えるべきだと思うよ。後で畑から貰うなんてうまくいかないかもしれないじゃないか【元本割れリスク】。その遊んでいる時間の分仕事した方が得だよ【残業・休日出勤】。」

 キリギリス
キリギリス

「もちろん後から貰う分が少なくなるかもしれないね。だから、僕は遊んでいるように見えるかもしれないけど、音楽をやったり、歌ったりして、みんなを楽しませる芸を磨いているんだ【副業】。」

 アリ
アリ

「そんなこと【副業】したって、稼げるわけないだろ?やっぱりちゃんと自分で仕事して、集めた食料をしっかりため込む【貯金】ことが大事だね。」

 キリギリス
キリギリス

「そこは昆虫それぞれの考え方だからね。強制はしないさ。」

こんなやり取りをしたのち、アリさんとキリギリスさんはお互いに自分の思うように生活をしていました。

そして、およそ半年の月日が流れました。

ある冬の日

 アリ
アリ

「今年の冬はとても寒いなぁ。夏の間にいっぱい食料ため込んでいて良かった。だけど、夏のときにはこれくらいで足りるはずだったんだけど、寒さに耐えるためには栄養いっぱいとらないといけないなぁ【インフレ】。足りるかなぁ…。」

 キリギリス
キリギリス

「♪~♬~」

 アリ
アリ

「あ、キリギリスさん。冬なのに歌を歌って気楽だね。」

心の声『遊んでばっかいたし、良く分からないこともしてたし、どうせ寒くて困ってるんだろ、こいつ』

 キリギリス
キリギリス

「あ、アリさん、こんにちは。確かに今年の冬は寒いけどね。でも、人生は楽しく生きなくちゃもったいないじゃない。」

 アリ
アリ

「キリギリスさんは食料大丈夫なのかい?」

心の声『まぁ、困ってたって助けてやらないけどな』

 キリギリス
キリギリス

「うん。バッタの畑の備蓄が大量にあってね。充分量の食料を定期的にもらえるのさ【高配当】。」

 アリ
アリ

「そ、そうなんだ。」

心の声『まぁ、たまたまうまくいっただけだな……』

 キリギリス
キリギリス

「それに僕の歌とバイオリンがコオロギやテントウムシに好評でね。みんなの家で演奏したり、歌ったりすると食料がもらえるんだよね【副業収入】。今年の冬は厳しいから栄養もいっぱい取らなきゃいけないけど【インフレ】、その分はバッタからの分と合わせると十分すぎるくらいに食べられるよ。」

 アリ
アリ

「あ、そう、そうなんだ……」

 キリギリス
キリギリス

「アリさんは夏にめちゃめちゃため込んでいたから、大丈夫なのかな?」

 アリ
アリ

「う、うん、まぁね。大丈夫かな…。」

 キリギリス
キリギリス

「そうかい、じゃあ、お互いに体には気をつけようね!」

 アリ
アリ

「ま、またね。」

そして、およそ3か月の月日が流れました。

ある春の日

 キリギリス
キリギリス

「♪~♬~」

 アリ
アリ

「………」

 キリギリス
キリギリス

「やあ、アリさん、あんまり冴えない顔に見えるね。」

 アリ
アリ

「う、うん。ちょっと冬の食料が足りなくてね。少し体が弱ってしまったよ。」

 キリギリス
キリギリス

「あれ、そうだったのか。なら、僕と同じようにバッタのとこに頼むかい【投資】?」

 アリ
アリ

「いや、そんなのはギャンブルだろ?真面目に働くのが一番だ!もっともっと長い時間働いて、休みもなくすんだ。そうすれば十分備えられるはずなんだ。」

 キリギリス
キリギリス

「でも、そんなに体酷使して体を壊したら元も子もないよ【体が一番の資本】。バッタのことだけじゃなくて、アリさんも歌とか楽器とか【副業】したらいいんじゃない?」

 アリ
アリ

「いや、まじめに自分で働くのが一番なんだよ!楽をして稼ぐなんて、正しいことだとは思えない!僕は一生懸命働く!これでいいんだ【思考停止】

そうして、アリとキリギリスの貧富の差は拡大し、キリギリスは人生を楽しみながら生きていきましたが、アリがその後どうなったのかは誰も知りません………

fin

と、現代日本版アリとキリギリスを書いてみました。

とても大げさに書きましたが、今の日本は勤勉に働いているだけでは豊かになれない時代になっています。

必ず投資をしろというわけでなく、 必ず副業をしろというわけでもありません。

思考停止して、ただ一生懸命働いていれば良いという風にはなるべきではないと考えています。

世の中にはいろんな方法がある、そんな考えの一助になればとこの話を書いてみました!

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